2018年3月2日金曜日

カード考察9:異端流しオニカマス

ハイランダーデッキに投入できそうなカードをピックアップして、評価・解説をしていきます。評価では100点満点での恣意的な点数付けと雑感、解説では「利点」と「シナジー」、「欠点」の3点を軸に展開します。考察カード一覧はこちら

今回のカードはこちらです。























評価:92点
 軽コスト、水単色、アンタッチャブル、踏み倒しメタというチート級のカードです。環境も視野に入れていて、「バスター」や侵略系のデッキには滅法刺さります。ダメ押しで超次元やリア二もメタっているので、入れて損は無いカードです。採用も考えていますが、「ボウガイ」や「オリオティス」、「デスマッチ」などと差別化はされているので、ハイランダー的にはどれを採用するかは完全に好みと言ってもいいです。

1.利点
 踏み倒しをことごとく封じる上に、アンタッチャブルがついているので除去にも強く、相手を妨害するにはうってつけのカードです。バウンス効果なので、ほぼ確実に盤面からサヨナラしてもらえます。この辺は、「デスマッチ」のようにパワーの上限がないという点で優秀です。ハンデス風味のデッキなら、手札におかえり頂いた後に葬り去ることも可能です。

2.シナジー
 ハンデスや、ウィニービート風味のデッキとは非常に相性が良いです。「ブレインタッチ」につなぎ、「ジェニー」などでピンポイントで抜く事ができれば、相手のカードに最低限の仕事しかさせずに墓地に送ることもできます。「ボーラス」などの全ハンデスとも相性良しです。

3.欠点
 コスト軽減には対応できません。また、出た時効果だけは使いまわされる恐れもあります。「ボウガイ」と違って、ハンデスを止めることもできない、ただの「マグナム」みたいな存在です。もちろん強いことに変わりは無いのですが、役割が踏み倒しメタのみなので、ビッグマナ系のコントロール(5Cや同型)にはほぼ無意味です。採用するなら、環境が悪くてしょうがないという場合に限られます。また、現在では「学校」系やお手軽全体除去、次に出てくるマッハ系のカードにはやられてしまいます。後出しができない、序盤に引かなければならないカードですので、複数積み(ボウガイやオリオティスなどとの併用)が必要になり、デッキ内容を圧迫してしまいます。このように欠点だけに注目すると、採用をすべきかどうか迷ってしまいます。

4.おわりに
 このカードを採用しない理由は、好みかどうか、という点が大きいです。完全にデッキに戻っていただく「オリオティス」や「ボウガイ」のほうが、ランデスを視野に入れたデッキには合っているのかな、と思っています。ただ、新しいネズミのせいで「バスター」が超強い現環境では、無理にでも採用したい一枚と言ってもいいでしょう。今回の評価の高得点は、この環境を意識している部分が大きいです。環境が変われば、点数もまたソレに応じて変わっていくタイプのカードです。

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