2018年5月20日日曜日

カード考察26:禁断機関 VV-8

ハイランダーデッキに投入できそうなカードをピックアップして、評価・解説をしていきます。評価では100点満点での恣意的な点数付けと雑感、解説では「利点」と「シナジー」、「欠点」の3点を軸に展開します。考察カード一覧はこちら

今回のカードはこちらです。






評価:78点
 6コスト、水単色、5枚見て2枚手札補充(残り3枚はこのクリーチャーの封印に)、追加ターン、Tブレイカー、という、なんとも分かりやすい強さです。ただし、正規の手順で禁断を外そうとすると、色の関係で5色ハイランダーでは手間がかかります。「落城」や他のカードバウンス系と合わせて手札補充や、「ドキンダムエリア」で一気に剥がすなどの工夫が必要ですが、解放できたときの追加ターンは超強いです。このカード単体でもTブレイカー付きなので、フィニッシャーとしても有力です。

1.利点
 手札補充が、5枚もみてその内の2枚という破格の効果です。欲しいときに欲しいカードを補充するという点では、他に類を見ません。また、6コストという比較的軽く、2→4→6のカーブで使えるカードであるため、使い勝手はよさそうです。単純に手札補充としても優秀な上、プラスの効果付きクリーチャーとして場に残ると考えれば、「Nワールド」や「エナジーライト」以上の働きが期待できます。

2.シナジー
 「落城」とはもちろんですが、「リンシャンカイホ」と合わせて使うのも良しです。また、「ロマネ」の次のターンには、6マナ「VV8」から「落城」「リンシャン」サーチ、コスト軽減で「リンシャン」1マナ(割と嘘)、「落城」という流れでそのターンに追加ターンを得ることができます。そのターン中にできなくても、次のターンに、ロマネで落とした呪文、事前に使ったであろう「ライフ」や「シャワー」でコスト軽減し、その次のターンにゆっくり禁断解放という流れもあります。ゆっくりし過ぎではありますが、呪文中心のハイランダーに挿しても良いのかな、というレベルのものではあります。また、「ディアボロスZ」の覚醒条件として禁断を外す方法もあります。

3.欠点
 禁断を外す方法が少ないという点が第一に挙げられます。今引きのカードで回すハイランダーでは、なかなか狙いづらい点です。また、召喚に1ターンを使うことのほうが多く、実質2ドローだけでターンを返すという事になります。相手に準備する時間をしっかり確保してあげるような優しさは必要ありません。できればコンボでささっと決めたい。ならばハイランダーに組み込む理由ってなんだろう、と考えてしまうカードです。

4.終わりに
 実際に投入して回してみたこともありますが、まぁ解放しないです。その頃は呪文構築ではなく、「醤油」や「Nワールド」などで無理やり剥がしていたので当然解放するはずなどないのですが、たまーに解放する達成感は魅力的です。とはいえ、実践レベルでは呪文構築のように、封印を外すこともしっかり視野に入れた構築にする必要がありますね。使って強いし楽しいので、採用しても悪くはないカードなのでは無いでしょうか。

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