2018年7月8日日曜日

カード考察29:ポクチンちん

ハイランダーデッキに投入できそうなカードをピックアップして、評価・解説をしていきます。評価では100点満点での恣意的な点数付けと雑感、解説では「利点」と「シナジー」、「欠点」の3点を軸に展開します。考察カード一覧はこちら

今回のカードはこちらです。









評価:95
 無色、3マナ、相手ターン中踏み倒し封じ(デッキ下へ)、出たときどちらかの墓地をすべて山札へ、というスペックです。「バスター」や「轟ブランド」、「ドルスザク」のようなコストを支払わずに出すデッキにはガン刺さりします。コスト軽減には対応していないのは残念ですが、それでも十分でしょう。また「センノー」とは違って召喚自体は許すので、出たとき効果で焼かれてしまいます。ただ、このカードを焼くために「レッドゾーン」などを出してくれるならそれはそれで立派な1対1の交換で十分役割を果たしたといえるでしょう。さらに、出たときに墓地をリセットするという効果は完全に「ドルスザク」系のデッキをつぶしにかかっています。ハイランダー的にはなんでもしてくれるスーパーカードです。

1.利点
 単体でも強いのですが、「オリオティス」、「ボウガイ」に続く3枚目のカードとしての投入という形でも非常に強いと思われます。また、墓地リセットという追加効果もあるため、墓地ソースのデッキに対して戦いやすくなるという点は大いに注目すべきところです。これに関しては、終盤に引いても自分の山札回復にも使えるという点も見逃せません。加えて、文明を持たないために、色事故で出せないということがないカードです。

2.シナジー
 踏み倒しメタ全般に言えるように、ランデスカードとは相性よしです。シナジーというよりは、単体で強いんですけどね。あとは「ボウガイ」などの相互互換的なカードたちとどのように共存させるか、またはどちらを選ぶかという点に注意するくらいでしょうか。現在の環境ではこちらを採用するのもありのような気がしています。

3.欠点
 無色がどう響くかという点、墓地リセットが刺さらなければ単に1マナ重い「オリオティス」であるという点、コスト軽減に対応していない点、の、大きく3点の欠点があると思います。これをカバーするために、やはりこのカード1枚ではなく「ボウガイ」などとの共存を…と考えると、カードスロットを圧縮することになります。デッキ内容との相談が必要不可欠なカードです。

4.おわりに
 このカードに高得点をつけているのは、現在の環境のこともあります。無月の門から本格的にクリーチャーを展開した後の「ドルスザク」の制圧力には、ハイランダーも対応しきれません。それを未然に防ぎつつ、墓地ソース系もつぶしにかかれるこのカードは、2018.7月現在ではとりあえず入れといて損はしないのではないでしょうか。今後も、流行るデッキ次第で価格が大きく変動するカードだと思っています。

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