2018年7月30日月曜日

カード考察32:黒豆だんしゃく / 白米男しゃく

ハイランダーデッキに投入できそうなカードをピックアップして、評価・解説をしていきます。評価では100点満点での恣意的な点数付けと雑感、解説では「利点」と「シナジー」、「欠点」の3点を軸に展開します。考察カード一覧はこちら

今回のカードはこちらです。


「白米だんしゃく」の画像検索結果

評価:92点
 ツインパクト、8マナcipメタ、3マナマナ回収兼マナブーストです。「ドラゴ大王」が10マナで召喚メタをするのに対して、こちらは8マナです。加えて、3マナのブースト呪文もついています。「ブラッサム・シャワー」が強いのに、その上位互換です。トリガーがついていないのはまあ。。。

1.利点
 メタカードとマナブーストの両方の枚数を増やすことができます。また、呪文の方は序盤、中盤、終盤どの場面でも活躍できるので、とりあえず引いたらうれしいカードです。

2.シナジー
 「サイクリカ」とはとても相性が良いように思えます。3→5→7のマナカーブから、「サイクリカ」で「白米」を釣り上げつつマナ回収、次のターンの行動範囲と夢が広がります。「ホーガン」で釣り上げても、場面によってどちらも使えるというのはとてもうれしいですね。また、パワーも「グラスパー」圏内です。「ナゾマル」から出しても面白そうですね。

3.欠点
 ルール上、「召喚によって出たとき」や、「このクリーチャーまたはほかのクリーチャーが…」や、「相手ターン中にこのクリーチャーが出たとき」というカードには効き目が無いようです。詳しくはDMwiki公式サイトでご確認ください。
 また、スピアタには効き目なしです。

4.終わりに
 ツインパクトが出てきてから、ほんとにハイランダーはいろんなことができるようになりました。しかも、以前より安定して回るようになっています。呪文ハイランダーのようなものは、ツインパクトがない時代ではなかなかうまく戦えなかったのではないでしょうか。あれもこれもできるデッキ。やはり何かにとがった2ターンキルのようなデッキよりも楽しんで回すことができるような気がします。

2018年7月22日日曜日

カード考察31:温泉湯あたり地獄

ハイランダーデッキに投入できそうなカードをピックアップして、評価・解説をしていきます。評価では100点満点での恣意的な点数付けと雑感、解説では「利点」と「シナジー」、「欠点」の3点を軸に展開します。考察カード一覧はこちら

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「温泉湯あたり地獄」の画像検索結果




評価:75点
 4コスト、コスト3以下全滅、火単色です。「メガマグマ」とどちらが良いかという論争まで出るようなカードですが、ハイランダー的にはどうかという話になると、実はそこまで採用しなくてもいいのではないか、というカードです。確かにあれば強い、が、、、といったところ。並んでしょうがないというデッキに対しては「墳墓」が、システムクリーチャーなどを焼きたい場合は「学校」があり、このカードを採用するこれといった理由は見当たりません。それでも、除去カードを増やすという点では評価できるので、70点は超えるが80まではいかないだろうという感覚で点数を付けました。

1.利点
 システムクリーチャーをだいたい焼ける点がまず挙げられます。最近出てきた「ポクチン」も上手に焼けますし、「カマス」系のカード、「トリッパー」、「キクチ」、「ヒビキ」など、たいていの”うざい”カードは3マナ以内のカードです。さらに、選ばずに全部やってしまえるので、「カマス」も狙い撃ちすることができます。「学校」ではねらい打てない場面があるという点では差別化ができています。

2.シナジー
 呪文なので踏み倒しの「サイクリカ」や「ホーガン」とは相性が良いでしょう。特に、わらわらとこざかしく殴ってくる相手に対して、トリガーの「ホーガン」からこのカードを引くことができれば一気に盤面を帰すことができます。

3.欠点
 できることが少ない。一点突破型の除去カードである点です。3コスト以下のカードを焼く必要がないデッキに対してはただの死に札。万が一相手がこちらの呪文を唱えるカードを持っていれば、こちらに被害が及ぶことも。。。というのは考えすぎですが、序盤にしっかり引きたいカードであるということで、ハイランダー向けではないのかなという感じです。後半に引いてもおいしい「メガマグマ」の方が、ハイランダー的には役割がたくさんあっていいのではないでしょうか。

4.おわりに
 この記事は、あくまでもハイランダーという視点からみた評価です。複数枚投入する形であれば、「マグマ」よりも確かに環境にあっているように思えます。一体だけのシステムクリーチャーを焼きたいというときにも使えるのは、やはり便利ですね。ただし個人的には、「マグマ」>「温泉」です。3コスト以下なのか、5000以下なのかは、やはり大きいですよね。

カード考察30:最強虫ナゾまる

ハイランダーデッキに投入できそうなカードをピックアップして、評価・解説をしていきます。評価では100点満点での恣意的な点数付けと雑感、解説では「利点」と「シナジー」、「欠点」の3点を軸に展開します。考察カード一覧はこちら

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評価:82点
 2マナ、自然単色、マナから召喚可能、マナからクリーチャー踏み倒しというスペックです。パワーが低いのが欠点ではありますが、相手ターンを生き残ればターン開始時に「蒼龍」的なことをしてくれます。マナに落ちても使える点や、踏み倒し先がたくさんある点は、非常に有用です。序盤、中盤、終盤どのタイミングでも、一応の使い道があるのは魅力的です。

1.利点
 手札がなくてもマナにいれば使えるというのは大きな利点です。また、自身を出すことも可能なので実質ノーコストでクリーチャーを一体場に出すという行為ができます。自分がマナに行くので、変則的なマナカーブを作ることも可能です。

2.シナジー
 マナブーストクリーチャーとは相性良しです。特に「ロマネ」を踏み倒してみたいですね。具体的には、4マナある3ターン目に「ライフ」と「なぞまる」を同時に出して、4ターン目開始時に「ロマネ」踏み倒しから4枚ともアンタップでブーストできれば、8マナの「グラスパー」でロマキャンからさらに何か踏み倒して展開できます。割と嘘な流れですが、「ロマネ」のブーストをもらいつつほかの動きもできるというのはうれしいです。また、「プロメテウス」を踏み倒して自身を回収し、次のターンにまたほかのクリーチャーを出すことも可能です。終盤になればなるほど選択肢が増えるのは楽しいですね。
 さらに、2マナ3マナの「オリオティス」系とも仲良しです。ブーストでマナに落ちた彼らを無理やり場に出せるというのは、序盤のアドバンテージを稼ぐのにとても有効です。

3.欠点
 マナから出すことで、マナの色の調整が難しくなります。踏み倒したからマナ色が足りなくなった、などという事故が容易に想定できますね。また、相手ターンに簡単に除去されてしまうので、本当に使いたい終盤のここぞというときにうまく使えるかどうかという問題もあります。終盤には相手のマナも十分にあるので、うまくコントロールして盤面を整えてから使わなければなりません。

4.終わりに
 除去されやすいのは間違いないのですが、逆に、このカードの除去に手数を使わせると考えれば欠点とも言い切れないので、そこはもう個人の趣味の領域だと思います。個人的にはぜひ使ってみたいカードです。

2018年7月8日日曜日

カード考察29:ポクチンちん

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評価:95
 無色、3マナ、相手ターン中踏み倒し封じ(デッキ下へ)、出たときどちらかの墓地をすべて山札へ、というスペックです。「バスター」や「轟ブランド」、「ドルスザク」のようなコストを支払わずに出すデッキにはガン刺さりします。コスト軽減には対応していないのは残念ですが、それでも十分でしょう。また「センノー」とは違って召喚自体は許すので、出たとき効果で焼かれてしまいます。ただ、このカードを焼くために「レッドゾーン」などを出してくれるならそれはそれで立派な1対1の交換で十分役割を果たしたといえるでしょう。さらに、出たときに墓地をリセットするという効果は完全に「ドルスザク」系のデッキをつぶしにかかっています。ハイランダー的にはなんでもしてくれるスーパーカードです。

1.利点
 単体でも強いのですが、「オリオティス」、「ボウガイ」に続く3枚目のカードとしての投入という形でも非常に強いと思われます。また、墓地リセットという追加効果もあるため、墓地ソースのデッキに対して戦いやすくなるという点は大いに注目すべきところです。これに関しては、終盤に引いても自分の山札回復にも使えるという点も見逃せません。加えて、文明を持たないために、色事故で出せないということがないカードです。

2.シナジー
 踏み倒しメタ全般に言えるように、ランデスカードとは相性よしです。シナジーというよりは、単体で強いんですけどね。あとは「ボウガイ」などの相互互換的なカードたちとどのように共存させるか、またはどちらを選ぶかという点に注意するくらいでしょうか。現在の環境ではこちらを採用するのもありのような気がしています。

3.欠点
 無色がどう響くかという点、墓地リセットが刺さらなければ単に1マナ重い「オリオティス」であるという点、コスト軽減に対応していない点、の、大きく3点の欠点があると思います。これをカバーするために、やはりこのカード1枚ではなく「ボウガイ」などとの共存を…と考えると、カードスロットを圧縮することになります。デッキ内容との相談が必要不可欠なカードです。

4.おわりに
 このカードに高得点をつけているのは、現在の環境のこともあります。無月の門から本格的にクリーチャーを展開した後の「ドルスザク」の制圧力には、ハイランダーも対応しきれません。それを未然に防ぎつつ、墓地ソース系もつぶしにかかれるこのカードは、2018.7月現在ではとりあえず入れといて損はしないのではないでしょうか。今後も、流行るデッキ次第で価格が大きく変動するカードだと思っています。

2018年7月7日土曜日

カード考察28:カブトリアル・クーガ / ミステリー・ディザスター

ハイランダーデッキに投入できそうなカードをピックアップして、評価・解説をしていきます。評価では100点満点での恣意的な点数付けと雑感、解説では「利点」と「シナジー」、「欠点」の3点を軸に展開します。考察カード一覧はこちら

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評価:75点 
 クリーチャー側:8マナ、マッハファイター、バトルに勝つとデッキの上3枚の中からクリーチャーを一枚手札に加えてもよい&残りはマナ、Tブレイカー
 呪文側:5マナ、ミスキュー
自然単色ですので、使いやすいっちゃ使いやすい。しかしなんでトリガー外したのだろう。クリーチャー側ももう少し低コスト低パワーにするか、もうすこし派手な効果でも。。。という理由で、低めの点数にしています。まぁそれでも、2枚目の「ミスキュー」と考えればそれはそれで強いですね。ミスキュー連ドラがまた復活でしょうか。あ、でもこいつドラゴンじゃねぇや。

1.利点
 「ホーガン」「ミスキュー」に加えてこのカードを使えば、踏み倒し要素満載のデッキにすることができます。また、このカード自体がクリーチャーなので、踏み倒し先のカードにもなり得ますね。また、高パワーマッハファイターなので相手クリーチャーの除去はほぼ確実にできるでしょう。その上、マナが最大3枚増えるというのは魅力です。

2.シナジー
 「ホーガン」から引き当てれば、状況に応じてもう一度「ミスキュー」を打つか相手を除去するか選ぶことができます。また、「ホーガン」か「ミスキュー」から出てきて相手クリーチャーを除去すれば、最大3マナためて次のターンには9マナの動きにつなげることもできます。「ヴィルヘルム」なんかにつなげて除去コン風味の動きをするのが理想かなと思います。このとき、「グラスパー」を手札に加えれば次のターンは8マナですので、そのまま進化して攻撃も可能です。純粋に8コストを支払って召喚した場合、次は11~12マナですので、「VAN」などの大型クリーチャーにつなげることも考えられます。もう一ターン耐えたいから「ブサマル」を手札に加える!とかいう謎の動きもあったりするのでしょうか。とにかく、このカードが決定打ではなく、次につなぐ使い勝手の良い便利なカードといえるでしょう。

3.欠点
 重い。以上です。しかしそれが大きい要素です。除去したいクリーチャーはトリガーで、もしくは序盤の「学校」系のカードで除去できますし、後半は「ヴィルヘルム」や「宝剣」などのスーパーカードがたくさんあります。ツインパクトであることは確かに優秀ですが、現在の環境の速度を考えると、むしろ呪文だけでもいいからトリガーつけてほしいです。

4.おわりに
 「ホーガン」と「ミスキュー」を両方積んでいるデッキになら、正直入れてもいいレベルのカードではあると思います。単にコスト軽減で出すようなら、他にもっと出したいカードがあるはずです。それでもまぁ、まだ採用圏内ではあるのかなぁという感じで、今回紹介をしました。というかキューブ連ドラの復活、マジでありそうですね。次に出てくるクロニクルデッキに採用されるドラゴン踏み倒しカードが、なんと進化でも踏み倒せる(進化以外のドラゴン、と書いていない)カードなので、「バルガライゾウ」復活ワンちゃん。いろいろ楽しみですね。


リプのカードでハイランダー

Twitter(X)で募集したカードだけでハイランダーを構成。過去にもやったことがあるが( 過去にできたデッキはこちらから )、今回はマイナーなカード(渋いカード!)を採用するために、次のルールを採用した。 ルール  ・リプライ欄のカードのみで構成。 ・カードが被ったら不採用。 ...