2020年9月27日日曜日

みんながハイランダーを組まない理由についての考察 そんなにハイランダーが嫌いですか?

  ハイランダーデッキと聞くと、なんか弱そうとか、難しそう、なんて言いながら敬遠するひとがいます。一方で、それだから面白い、と、取り憑かれる人だっています。

 面白い、と、取り憑かれる理由は、何となくわかります。それは、ハイランダーの極意をお読みいただければ一目瞭然であります。守備範囲の広さ、何でもできる、玄人好みのデッキです。

 では、なぜみんなハイランダーと聞くと、「…別に」みたいな反応をするのでしょうか。「いいね」などと口では言いながら、なぜ組まないのでしょうか。その理由を考察してみようとおもいます。

 1.そもそも理解できていない

 ハイランダーって、何?それ美味しいの?レベルの人たちです。カードゲームには、強いカードが存在します。そしてそれらのカードは、強いんだからたくさん入れるのが正解だと考えているのです。確かに、強いカードを複数枚採用すると、強いです。しかし、プレ殿のカードばかりを4積みしたデッキは、本当に強いのでしょうか。カードには、シナジーという概念があります。このカードを使うからには、このカードも使わなければ、という考えです。

 そんなのは当たり前だ、と思うでしょう。テンプロやボルバルザークを4積みしても、アマテラスやブースト系が入ってないとどうしようもありませんし、これらのカードにサイクリカがあったって、サイクリカで転プロ打ってどうすんの?って感じです。なんなら、ドミティウスが入っても良いでしょう。しかし、ドミティウスどうやって出すの問題が発生します。ボルバルザークのエクストラターンでどうやって勝つの問題が発生します。そうです。サポートカードが必要なのです。そして、いろんなタイプに合わせようと思うと、サポートカードの種類も多くなります。したがって、3枚積みや2枚積み、念のための1枚積みという可能性が出てきます。そしてその際には、キーカードであるボルバルザークだって2枚になったりもするのです。

 それをもっと極端にした形が、ハイランダーです。ですから、なぜカードを複数積まないの?なんていうところで止まっているプレイヤーにとっては、ハイランダーデッキは不可解な存在なのでしょう。


 2.流行りデッキ追求系

 いわゆる、安定を求めているプレイヤーであれば、ハイランダーの不確実性を忌避するかもしれません。しかし、ただ流行っているデッキ、現在強いと言われているデッキを追い続けて、友人に勝つことだけを目標にしている「俺つえー」系のプレイヤーがハイランダーを弱い弱いと言ってくるのには耐えられません。

 強い=今流行りのデッキ、という固定観念、そして、圧倒的速さの最近の流行りデッキばかり見ていて、デュエマってどっちが早く殴り倒せるか(ループかませるか)っていうゲームでしょ、みたいな感覚に陥っている人たちです。そういう早いデッキを、どうやったら止められるか、というメタゲームに全く関心がないって、それどうなんですかね。

 侵略赤単速攻が流行った瞬間(もう7、8年前)に、赤単のやっすいデッキに「天才ジャニット」を3枚挿してショップ大会に優勝した小学生を、私は忘れません。周りからは、「そんな構築ありえない」「赤単の強みがなくなる」とか、散々な言われようですが、その時のデッキタイプの流行りを見て、自分流にいじって何が悪いんでしょうか。そして、メタゲームを思い切り楽しむのも、ハイランダーの魅力の一つです。


3.構築が難しい

 中には、組みたいけど構築する自信がない、という理由で忌避している人たちもいます。そんなことはありません。まずカードショップにいって、10円コーナーに行って、カードを40種類みつけてみてください。ほら、もう完成でしょ?これでいいんです。


4.高い

 勘違いしてはいけません。ハイランダーデッキに必須カードはありません。墳墓だって入れても入れなくてもいいんです。このカードがないからこれで代用、という考えで作れば、なんか新たな可能性にたどり着けるでしょう。予算はいくらですか?3000円くらいでつくってみませんか?そして、今手元にあるカードだって使っていいんですよ?本当に買うべきカードって、そんなに高いんですか?こちらをご覧ください。低価格でハイランダーデッキを組んでみよう、では、大体5000円もあれば(安いところなら)デッキが組めます。この中で、自分が持っているカードを抜いたら、もう2000円とか3000円で組めませんか?たった1枚買うだけで必要枚数に達するって、ハイランダーくらいですよ。


5.プレイスキルがおいつかない。

 私がハイランダーを組み始めたのは、デュエマを初めて一年以内です。プレイスキル、構築スキル、環境やカードプールの知識、皆無でした。そうです。やらなきゃ始まりません。千里の道も一歩から。石のように硬いそんな意思で。ちりも積もれば大和撫子です。


6.そもそもハイランダーを知らない

 ハイランダーというスタイルを知らない。もしくは、ハイランダーで強いデッキに出会ったことがない。という人たちもいるでしょう。

「ハイランダー?何それ?」という人

「ハイランダー?ああ、あのバラバラの弱っちいやつね」という人

このような人たちがいるのは事実です。こんな可哀想な人達をこのままにしては置けません。どうか、このサイトを見せてあげてください。そして、ご自身の作ったハイランダーで、ギャフンと言わせてあげてください。


7.おわりに

 最近ハイランダーをいじってません。ここ2〜3弾分のカードが入っていない状況です。それでも、環境のデッキに対してまだなんとかやりあえる様子です。また近々バージョンアップして、最新のハイランダーをアップします。


このブログのハイランダーに関する記事一覧はこちらから→ハイランダー記事まとめ

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