2025年7月9日水曜日

ハイランダーにメタクリーチャーは必要か?

 今回は、ハイランダーデッキにメタクリーチャーを採用するのはアリかナシか、について書いていきます。まぁ、結論としては、「どっちでもいい」なんですが、なぜそういう考えに至ったのかを説明していきます。

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1.メタクリーチャーとは

 今回は、4マナ以下のクリーチャーに限定します。なぜなら、ドラゴ大王なんかもいわゆるメタカードですが、そいつには相手の動きを邪魔するというよりも、相手にとどめを刺しに行く、という意味合いが強いからです。

 メタカードには、踏み倒しメタ、呪文メタ、マナや墓地肥やしに対するメタ、ドローに対するメタなど様々ですが、今回は思い切って、

 「相手のできることを制限するカード」

と、一括りにします。


2.そもそもメタクリーチャーの役割は?

 メタクリーチャーには、相手の動きを止める(遅くする)役割があります。つまり、遅くても3ターン目か4ターン目には着地していなければなりません。相手がぶん回ってからじゃあ遅いんです。もちろん、トリガーで相手の盤面をきれいにした後に着地して、その後の動きを止める、という活用方法もありますが、相手のマナ状況次第では、メタカードを除去しつつ打点をそろえて殴ってくるとか、除去しつつループを完成させるとかできちゃうので、とにかく早く盤面に出すことが求められます。

 ここまでの情報では、

早く出さないといけない→複数積んで、序盤から手札に持っておきたい→ハイランダーには向いていない!!

という結論にもなりそうですが、そうでもないと(個人的には)思っています。

ということで、ここからは、「採用なし」という考え方と、「採用アリ」という考え方を順に書いていきます。


3.採用「ナシ」という考え方

 前述のとおり、早く出せないなら、後半に持ってきてしまっても意味がない。ということは、1種類をハイランダーに入れても仕方ない。ならば、複数の種類のメタカードを積む必要がある。しかも、メタの種類によっては、相手に刺さらないものもある。

 ならば、序盤の動きは、来るかどうかわからないメタカードを採用するより、マナブーストやドローソースでリソースを確保したり、ハンデスやランデスカードで直接的に邪魔をする方がよいのではないか。

 相手を止めるのではなく、自分が一歩先に出ればいいよね。という考え方。


4.採用「アリ」という考え方

 カードプールがそろってきた現代では、メタクリーチャーでありながら、ツインパクトの呪文側がトリガーや強力な呪文になっているものもあったり、ハイランダーという、複数の種類のメタカードを積める特徴を生かして、いろんなメタを仕込み、「どんなデッキが来ても大丈夫!」というスタンスで臨むのもアリ。極論、使わないなら、マナに埋めちゃえばいいじゃないか。どうせハイランダーは安定した速度を出せないし、最近はトリガーも優秀なものが増えてきていて、中終盤でもメタカードを立てる余裕はありそう。

 相手の方が速いんだから、一か八かで当たるメタカードが採用できていればいいよね。という考え方。


5.結局どうなの?結論に代えて個人的な見解

 デッキを組む人のこだわりや思想が大事なんだと思います。私個人の考えとしては、「採用アリ」です。5種類のメタカードを採用するということは、勝てるデッキが5種類増えるということですもんね。


6.おわりに(そもそも、メタクリーチャーの採用基準とは?)

 そもそも、デッキには相性があります。速攻デッキは、トリガーに弱いですよね?だから、相手のトリガー獣をメタる「単騎マグナム」や、呪文封じの「ラフルル」が採用されます。ビッグマナ系は、速攻に弱いですよね?だから、早めに踏み倒しされないように「ハッタ―ルピア」とか、スピードアタッカーが嫌だから「その子供可憐につき」なんかを採用して、相手の速度を少しでも落としに行きます。

 では、ハイランダーは何に弱い?

 ビートデッキには弱いかもしれませんね。トリガーはたくさんあるので、そこまで脅威ではないかもしれませんがね。

 3ターン目にループに入るようなデッキには、ちょっと追いつけませんね。ハンデスでキーカードを除去できればいいんですけどね。

 ハンデスやランデスには弱そうですね。「永遠のリュウセイカイザー」なんか出せたりしたらいいんでしょうけどね。

 逆に、マナブーストとかをメタられると弱いビッグマナ系のハイランダーもありますよね?除去カードがちゃんと引ければ大丈夫なんでしょうけどね。

 という感じで、何に弱いのか、どんなことをされるのが嫌なのかを考えて、メタクリーチャーを投入します。ここで思考停止して、「ハンデスでとにかく相手のカードを無くしてしまえば怖いものはねーぜ!」というのも、もちろん構築としてはアリです。というか、ハンデスはマジで怖いので、逆に闇の呪文をすべて捨てさせる「ソーラーレイ」なんかの投入を本気で考えたりしたこともあります。(現在では、ペテンシーも落とせるし。)

 ただ、ハンデスはマッドネス系が怖いですよね。私はビビりなので、ピーピングハンデスでないと採用しない系の人です。

 それに比べて、メタクリーチャーを出したところで、相手のお膳立てにはなりません。

「相手のバトルゾーンに、”コストを支払わずに”という表現を含む効果を持つクリーチャーが存在する時、このクリーチャーのコストを3少なくし、このクリーチャーにスピードアタッカー、パワードブレイカー、アーマードメクレイド8を追加し、このクリーチャーが出た時、相手のクリーチャー1体に封印をつける。」

なんていうカードありません、よね?

 そう。安全なんです。メタクリーチャーは。しかも、簡単に除去される、という側面についても、「相手に除去カードを使わせた。それで1ターン生き延びた」という考え方もできます。

 マナブーストが上手くいった結果の先行3ターン目で使えるマナは、4マナ。

 メタクリーチャーを出してしのいだ先行4ターン目で使えるマナは、4マナ。

条件は同じような気がしますが、相手が除去できずにもう1ターンもらえたら?


もっと言うと、ブーストが上手くいって、トリガーで生き残れた4ターン目、使えるマナは6マナ。

メタクリーチャーを出した上に、ブーストができて、トリガーで生き残った5ターン目、使えるマナは6マナ。

6マナでやることって、そんなになくないですか?メタクリーチャーを立てといて、次のターンが来れば7マナ。ということは、序盤のブーストが上手くいった方も、メタクリーチャーで生き残った方も、もう1ターンをもらうためのメタクリーチャーを立てる余裕がありますよね?

ということは、中終盤で引いても困る2マナのマナブーストよりも、2マナのメタクリーチャーの方が優秀では?

という考え方もできますよね?


ということで、このブログ記事での最終的な結論(個人的見解)は、


メタクリーチャーの採用、アリ。


です。


ハイランダーにメタクリーチャーは必要か?

 今回は、ハイランダーデッキにメタクリーチャーを採用するのはアリかナシか、について書いていきます。まぁ、結論としては、「どっちでもいい」なんですが、なぜそういう考えに至ったのかを説明していきます。 このブログのハイランダーに関する記事一覧はこちらから→ ハイランダー記事まとめ 1...