2022年1月3日月曜日

ハイランダーの構築がかんたんな理由〜ピン刺しのハイランダーを作りすぎて普通のデッキが組めなくなった件〜

  タイトル通りです。今流行りの、タイトルだけ読んだら内容読まなくてもいい、という時代の流れに乗ってみました。

 ツイートだけでいい内容なのでしょうが、ピン刺しの難しさと簡単さに触れるために記事に残します。


1.ピン刺し(1枚採用)の利点と欠点(プレイング編)

1.1.利点

 利点はなんと言っても、採用できるカードの幅です。40枚全部ピン刺しなら、40種類のカードを採用できます。つまり、戦略の幅が広がる、というのが最大の利点です。対応力MAXっていうことですね。

1.2.欠点

 安定しなくなることです。4枚採用する、ということは、それだけそのカードを引く確率が上がるということです。また、同じような効果のカードや、サーチカードを合わせてると実質8枚採用した、と言ってしまうこともできます。確率的には、8枚採用すれば初手に1枚ある、という計算になります。12、13枚採用すれば、最初のドローを含めると2枚来るらしいです。これは、初手にスタートカラーを用意したい時などに参考になる数字ですね。自然のカードは16枚くらいは欲しいですね。


2.ピン刺しの利点と欠点(構築編)

 今回の利点と欠点は、表裏一体です。ズバリ、「1枚くらい変わったってそんなに回り方が変わらない」という点です。どこかの大会の優勝デッキのうち、1枚をランダムに選んで「ハズレポンの助」にしてみてください。だいたい強いです。もちろん、100回くらい回してみたら勝率は変わるかもしれませんが。40枚のデッキで、1回の試合に使うカードって30枚くらいでしょう。その中で、マナに埋めてしまうカードを引いていけば、25枚くらいしか使ってないと言っても過言ではない。そう、15枚くらいは使わないカードなのです。その中に「ハズレポンの助」がいてもいなくても変わらないのです。

 要するに、「4枚採用は多い、3枚にしよう。」なんていう操作は、本当に微々たる差しか生み出しません。特に1枚ずつの構成であるハイランダーにおいては、ほとんど変わらない。「ブースト8枚は多い。7枚でいいや。」も、7枚でも引くときは引くし、8枚でもひかない時はひかない。そんな差しか生み出しません。

 つまり、1枚くらい採用カード間違えたって強さは変わらない。1枚間違えたデッキと、2枚間違えたデッキの強さも変わらない。そう、n枚間違えたデッキと、n+1枚間違えたデッキの強さは変わらない。これは逆に言えば、変えたところであまり強くもならないということです。ほら、こう聞くと、とても組みやすそうでしょ?


3.何枚採用すべき?という問題の回避

 デッキ構築において、フィニッシャーなどの採用枚数がよく問題になります。2枚でいいとか、3枚必要とか、4投安定とか、そんな難しいことを考えたってわからないよ。そんな人たちにもってこいなのが、ハイランダーです。ハイランダーにおいては、デッドオアアライブ。入れるか入れないか、それが問題なのです。1か0です。ね、簡単でしょ?

 ただ、ここで考えないといけないのがシナジー。「VAN」と「刃鬼」を同時にさいようするのはどうなん?どっちかでよくない?「VAN」じゃなくて「覇」にしたら、どっちが来ても強くね?みたいな。どれをどう使っても、お互いのカードの効果を邪魔しないような、「これが入るからこれは入れない。」みたいなのが必要。そんな難しくなくて、たとえば、

「メンデルスゾーン」が入るからドラゴンを採用しなきゃ!

みたいな簡単なことだけ気にしておけばいい。それがハイランダーのいいところ。

4.おわりに

 1枚くらいじゃ変わらない、とか言いましたが、もちろん変わることもあります。特に、サーチ先を変えるとなると、1枚の違いが大きな違いになります。また、ガチのプロプレイヤーは、この1枚に拘って勝率を0.1%でもあげるのが仕事です。これは馬鹿にできないのですが、今回の記事はあくまで、ハイランダーを組むことに躊躇している人たちが、少しでも気軽に組んでもらえるように、という意図で書いています。

 普通のデッキを組もうと思ったら、何を何枚採用していいかわかんなくなってしまって、

 「ハイランダーデッキってなんて簡単な構築なんだ!」

と思ったのがこの記事を書くきっかけでした。

 この記事を読んで、とりあえずハイランダーを作ってみようと思われた方は、こちらの記事もご覧ください。

iron ハイランダー まとめ

iron 流 ハイランダーの極意


このブログのハイランダーに関する記事一覧はこちらから→ハイランダー記事まとめ

0 件のコメント:

コメントを投稿

リプのカードでハイランダー

Twitter(X)で募集したカードだけでハイランダーを構成。過去にもやったことがあるが( 過去にできたデッキはこちらから )、今回はマイナーなカード(渋いカード!)を採用するために、次のルールを採用した。 ルール  ・リプライ欄のカードのみで構成。 ・カードが被ったら不採用。 ...