2023年7月29日土曜日

カード考察210:ブレイン・スラッシュ

      ハイランダーデッキに投入できそうなカードをピックアップして、評価・解説をしていきます。評価では100点満点での恣意的な点数付けと雑感、解説では「利点」と「シナジー」、「欠点」の3点を軸に展開します。考察カード一覧はこちら

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評価:95点
 3ドロー1捨て、8コスト以下をリアニメイト、のどちらかを選ぶ。6マナの水闇、シールドトリガー。「ヘブニアッシュ」より使いやすそう。

1.利点
 トリガー付き。序盤にトリガーしても、ドローの効果は使いやすい。
 また、どちらも使える状態なら、捨てたカードをそのまま蘇生もできる。
 手打ちもしやすい。

2.シナジー
 水闇、呪文、ということで、「サイクルぺディア」がピッタリ。6ドロー2捨て、8コストを2体蘇生。強力。「サイクリカ」や「ザーディクリカ」を蘇生することでも複数回使える。ただしその場合は、バトルゾーンに闇のカードがあって欲しい。
 「グラスパー」を蘇生できる。トリガーすればより強いが、墓地から「グラスパー」を飛ばせるなら相当嬉しい。なお、「バベルギヌス」を蘇生すれば、何にでも繋がる。
 蘇生先に、「クイーンアマテラス」がある。また、「サイクルぺディア」が5コストなので、次のターンにこのカードを使えば、より簡単にループに入ることができる。なお、「クイーンアマテラス」からこのカードを使って、墓地に「フォースアゲイン」を落としながら「サイクルぺディア」を蘇生できたりもするので、このループのためのカードでは?という感じ。
 一応、マッドネスとも相性良し。このカードを起点にして、いろんなギミックを取り入れることができるのは強み。

3.欠点
 序盤に手札に来て欲しくない。踏みたおしメタ、ドローメタのどちらかを用意されるだけで割と困る。

4.終わりに
 「サイクルぺディア」と「アマテラス」のループの相性が良すぎて、割となんでもできそう。相当強いカード。
 

2023年7月25日火曜日

カード考察209:蒼黒神龍バビロン・ヴェイル

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評価:80点
 ブロッカー、ドローメタ、ドローソース。相手の2枚目以降は捨てさせ、こちらの最初の1枚ドローは、2枚引いて1枚捨てる、になる。

1.利点
 相手の手札をケアできる。コントロール型のハイランダーにおいて、相手に選択肢を与えずこちらの選択肢を広げる、というのが理想。その理想を1枚で体現している。ブロッカーもついているので、ただの置物+αの活躍を見込むことができる。

2.シナジー
 自分の墓地にカードを貯めることができるので、「サイクリカ」や「ザーディクリカ」、「サイクルペディア」による呪文の再利用、「バベルギヌス」による墓地蘇生など、墓地を活用するカードにつなぐことができる。
 「サイバー・N・ワールド」で、強制的に手札を1枚にすることができる。

3.欠点
 捨てるカードを相手が選ぶことができるため、マッドネスにかかりやすい。また、相手の手札がそもそも潤沢な時にはほとんど無意味なので、序盤にしっかり引いておきたい。終盤でも使えるが、最初のドローには反応しないので、トップで解決されそうだし、マナ回収や墓地回収、サーチなどのドロー以外の手札補充には対応していないのもやや難点。

4.おわりに
 強制的に2枚引かせる「オーバースキル」を立てて、このカードを2枚採用すれば簡単にドローロックをかけることができる。が、ハイランダーでは無くなる。

カード考察208:反逆龍 5000typeR / 無法頂上会談

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評価:85点
 「5000GT」で、制約が "手札以外から出せない" になっている。また、呪文側はトリガーなしの「サイバーチューン」

1.利点
 クリーチャーを"出せない"なので、踏み倒しでもだめ。「5000GT」のロックとどちらが強いか、というのは純粋に比べることはできないが、 墓地ソースやマナから飛んでくるカードなど、お手軽な踏み倒しを全てケアすることができる。また、序盤に引いても3マナ呪文として使えるので困らない。さらには、呪文として使えば墓地に落とせる、というのも利点。

2.シナジー
 墓地を増やすカードで召喚コストを下げる、というのがそもそもだが、呪文側を使ってこのカードを墓地に落とした後、「バベルギヌス」などで釣ってくることも可能。「龍仙ロマネスク」は、マナも墓地も増やせるので、相性は良い。
 「グラスパー」圏内。

3.欠点
 手札から、という点では、シールドトリガーをケアできない。「5000GT」のメリットは、トリガークリーチャーを実質封じていて「クロック」などが怖く無くなるのがメリットであった。そのため、「グラスパー」で出せてもそこまで意味がない。出すなら「5000GT」の方。

カード考察207:「正義と正義の盾」

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評価:86点
 ガードストライク持ちで受けにも強く、軽量マナで能動的に除去をすることも可能。バウンスかシールド送りか相手に選択権がある代わりに、こちらにもドローやシールド追加の恩恵がある。

1.利点
 序盤、中盤、終盤、どの場面で引いても使い道があるし、盾に入っていても良い。3コストとしては優秀。

2.シナジー
 「サイクルペディア」圏内であることはもちろんだが、3コスト以下の呪文を踏み倒すカードもいくつかあるので、何度も使いやすいカード。

3.欠点
 盾を増やしたい場面、手札を増やしたい場面、など、それぞれの場面に最適な効果を使いたいが、こちらで選ぶことができない。除去カードなので、特に速攻相手に使いたいが、盾追加効果を狙うことができない。侵略持ちのカードなどを選択すると、結局次のターンでアタックが飛んでくるし、3ターン目にこのカードを使って手札を増やしニンジャを確保しても、マナの枚数が足りずに使えない、という事態も考えられる。

4.おわりに
 相手クリーチャーがいなければ、多分シールド追加できると思うのだが、調べてみてもまだ裁定が出ていない様子。

2023年7月24日月曜日

カード考察206:「勝利」の頂 カイザー「刃鬼」

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評価:75点
 ハンタークリーチャーの数だけコスト軽減、ジャストダイバー、Tブレイカー、召喚時とアタック時に山札から6枚めくって10コスト以下のハンターを2体踏み倒し、相手のシールドが5枚以上でスピードアタッカー。
 夢がある効果ではあるが、ハンター縛りなのでデッキを選ぶ。

1.利点
 アタック時にも効果が使えるので、踏み倒しで出てきても損がない。また、めくる枚数が多いため、ピン刺しのカードなどとも連携が取りやすい。

2.シナジー
 ハンターがついていれば基本何でもOK。初動では「バンビシカット」が使えるし、よく使われる「ガイアッシュカイザー」や、フィニッシャーの「鬼丸覇」、ハンターデッキで使われる「メテオライトリュウセイ」や「永遠のリュウセイカイザー」、「逆転王女プリン」などのハンターカードと組み合わせると、万一相手にターンが返った時にもアタッカーを止められるし、スピードアタッカーの付与や、アンタップさせてもう一度アタックトリガーの活用ができる。
 「ガイアッシュカイザー」に関しては、シンパシーの関係でさらにコスト軽減が可能。「プリン」でアンタップさせるなら、スピードアタッカーを付与するハンターと一緒に踏み倒したい。

3.欠点
 ハンターを入れないといけない点。構築の幅が狭まる。
 また、シールドが5枚ないとスピードアタッカーにならないので、「ダイハードリュウセイ」はややアンチシナジー。他のカードでスピードアタッカーを付与すればいいだけの話だが。さらに「鬼丸覇」に関しては、エクストラターンが欲しいので、できれば先に攻撃したいところ。やはりここでも、シールドが5枚無くてもスピードアタッカーになっていて欲しい。
 上記のスピードアタッカー問題を解決するために、ジャストダイバーの場残りしやすさを活かして、召喚した次のターンにアタック、と行きたいが、ジャストダイバーで攻撃中に破壊されにくい点を活かしたいので、やはりスピードアタッカーが欲しい。

…となると、スピードアタッカー付与のハンターは必ず引きたい→複数積まなければならない→ハイランダーとは!!??となってしまう。

4.おわりに
 やはりこのカードは専用デッキを組んでこそ活きるカードのような気がする。たくさんめくってたくさん出したいけど、ハイランダーはもう少し穏やかに動かなければならないのかな。

カード考察205:「色災」の頂 カラーレス・レインボー / 天上天下輪廻天頂

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評価:85点
 11マナで、召喚時とアタック時に呪文側(墓地から各文明のカードを選択、その中からクリーチャーを出して、残りは手札。その後、5マナブースト)を使用できる。書いてあることは非常に強力。呪文側だけだったとしてもそれなりに優秀で、「ラストバイオレンス」が同じ色とコストであることを考えても、十分に採用の可能性はある。

1.利点
 フィニッシャーとして申し分ない能力。ブレイク数も3枚あり、足りないところはアタック時の踏み倒しで一気に打点を稼いで、決着をつけることができるカード。11マナと重たいが、召喚でなく踏み倒しで出てきたとしても、アタックトリガーもついているのでそんなに損をしない。呪文側が8コストと、手打ちも視野に入るので、腐りにくい。また、呪文側の効果は多色デッキと相性が良い上に、仮に単色デッキで採用したとしても、クリーチャー側から呪文を使えるので、5色デッキにする必要がないのもメリット。

2.シナジー
 「ホーガンブラスター」などから出てきても損しないし、「可憐チルドレン」などでスピードアタッカーにすることができれば、同一ターンに2回呪文を唱えることもできる。さらに、序盤で踏み倒すことに成功すれば、その後の大量マナブーストにもつながる。「ミステリーキューブ」では、クリーチャー側としてしか踏み倒せないが、「ホーガン」なら状況次第で呪文として踏み倒すことも可能。マナに置きたくない点も考慮すると、「ミステリーキューブ」とはアンチシナジー。
 呪文で踏み倒すクリーチャー次第では、マナ破壊、ハンデス、シールド焼却など、なんでもできる。個人的には、「ザールベルグ」・「サイクリカ」・「バジュラ」でマナを破壊し尽くしてみたい。
 ツインパクトは専用の踏み倒しカード「マジック・H・コレクター」があるので、「コダマンマ」系で自発的にストライクバックしても面白い。ストライクバックなら召喚なので、踏み倒しても出た時効果を使うことができる。

3.欠点
 コストが重い。「ゼニスクラッチ」とか、「戦慄のプレリュード」などでコスト踏み倒しや軽減はできるものの、あまり実用的ではない(ハイランダー的には)。マナに埋めてもマナが出ないのも、後半で使いたいくせに序盤でマナに置きたくない、というプレイングの縛りも発生する。
 クリーチャー側の効果で呪文を唱えるなら、必ずマナブーストがついてくる。終盤で5枚もマナブーストする必要があるのかどうか。また、ライブラリアウトの原因にも。

4.おわりに
 使うなら序盤で着地させたい。「ホーガン」の当たり枠としての採用も本格的に考えるが、素直にマナを貯めて使うとしたら相当オーバーキル気味に。
 11マナ貯めてこのカードを出すような余裕って、今のデュエマにあるのだろうか。

カード考察204:歌舞音愛 ヒメカット / ♪蛙の子 遭えるの何処?好きと謂ひて

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評価:82点
 2マナ、単色、出た時にマジックをタップすれば、相手のエレメントを2枚バウンス。置物としては、相手の2枚目以降のドローに反応してこちらもドロー。呪文側は、比較的軽量な除去呪文。

1.利点
 序盤から使えて、中終盤にかけても活用が見込める。特に中盤で、自分の場にマジッククリーチャーが存在するなら、置物として展開しながら、相手の盤面に触ることもできる。呪文側はエレメントを対象とするので、色んなものを除去できる。

2.シナジー
 「オーバースキル」などで強制的に2枚目を引かせたり…とか、相手ターンに「Nワールド」を出す…とか、割と現実的ではないので、クリーチャー面はどちらかというと単体でつかえるカード。一応、「海底鬼面城」がピッタリ。
 呪文側は、「サイクルペディア」や「サイクリカ」で使い回すことができたりするかな、というところ。

3.欠点
 クリーチャーの効果が相手準拠。相手にドローさせ、自分もドローして、物量勝負で叩くデッキなら使えるかもしれないが、コントロールデッキではあまり使えない気がする。呪文も、トリガーがあるわけではないので、どうしても相手よりたくさんカードを持っておきたい人用のカードかな。

4.おわりに
 エレメントってなに?っていう感じなのですが、QAを見ると、

・クリーチャー  ・タマシード
・クロスギア   ・セル
・ウエポン    ・鼓動
・フォートレス  ・フィールド
・オーラ     ・アーティファクト
・ルールプラス

だそうです。ルールプラスは、今後フィールドに残るやつが出てくるんですかね。

ということで、私の理解は
「バトルゾーンにプレイし、表向きで残るカード」
です。

2023年7月23日日曜日

カード考察203:幻想と伝承の決断

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評価:75点
 8マナ、①2ドロー ②相手クリーチャーマナ送り ③ホーガンブラスター(クリーチャーのみ) の中から2つ選んで実行。条件次第ではコストが6になる。いろいろできそうだが、トリガーなし。

1.利点
 状況に合わせて効果を選ぶことができるのは強い。「サイクルぺディア」がいれば、この中から4回選ぶこともできる。
 条件次第では、2→4→6のマナカーブに対応。4ターン目に2回「ホーガン」できるのは、面白そう。

2.シナジー
 前述の「スペルサイクルぺディア」が5マナなので、6マナで唱えられるこの呪文との相性はよい。また、6マナになる条件は「7コスト以上のカードがマナに4枚」なので、「ステゴロカイザー」などのツインパクトカードで、初動を確保しつつマナコストが高いカードを採用したい。
 一応、「ラビリピト」のハンデス発動条件は満たしている。

3.欠点
 呪文など、クリーチャー以外のカードをいれすぎると、③の効果が空振りやすくなる。また、マナの高いクリーチャーのみでは回りにくくなるし、結局ツインパクトに頼らざるを得なくなるが、それはそれで強力なクリーチャーが少なくなるし…という感じ。トリガーも付いてないし、Gストライクもついてないので、受けには弱い。「ホーガン」で良くね?なカード。

4.終わりに
 こういう選択できるカードで効果を複数選んだ時、解決は上に書いてあるものから、らしい。つまり、このカードで
・まず踏み倒す。
・相手をマナに送る

というプレイはできない。

逆に言えば、メタカードをマナに送ってから、踏み倒しができるということでもあるので、間違えないようにしたい。

リプのカードでハイランダー

Twitter(X)で募集したカードだけでハイランダーを構成。過去にもやったことがあるが( 過去にできたデッキはこちらから )、今回はマイナーなカード(渋いカード!)を採用するために、次のルールを採用した。 ルール  ・リプライ欄のカードのみで構成。 ・カードが被ったら不採用。 ...