2023年7月24日月曜日

カード考察205:「色災」の頂 カラーレス・レインボー / 天上天下輪廻天頂

     ハイランダーデッキに投入できそうなカードをピックアップして、評価・解説をしていきます。評価では100点満点での恣意的な点数付けと雑感、解説では「利点」と「シナジー」、「欠点」の3点を軸に展開します。考察カード一覧はこちら

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評価:85点
 11マナで、召喚時とアタック時に呪文側(墓地から各文明のカードを選択、その中からクリーチャーを出して、残りは手札。その後、5マナブースト)を使用できる。書いてあることは非常に強力。呪文側だけだったとしてもそれなりに優秀で、「ラストバイオレンス」が同じ色とコストであることを考えても、十分に採用の可能性はある。

1.利点
 フィニッシャーとして申し分ない能力。ブレイク数も3枚あり、足りないところはアタック時の踏み倒しで一気に打点を稼いで、決着をつけることができるカード。11マナと重たいが、召喚でなく踏み倒しで出てきたとしても、アタックトリガーもついているのでそんなに損をしない。呪文側が8コストと、手打ちも視野に入るので、腐りにくい。また、呪文側の効果は多色デッキと相性が良い上に、仮に単色デッキで採用したとしても、クリーチャー側から呪文を使えるので、5色デッキにする必要がないのもメリット。

2.シナジー
 「ホーガンブラスター」などから出てきても損しないし、「可憐チルドレン」などでスピードアタッカーにすることができれば、同一ターンに2回呪文を唱えることもできる。さらに、序盤で踏み倒すことに成功すれば、その後の大量マナブーストにもつながる。「ミステリーキューブ」では、クリーチャー側としてしか踏み倒せないが、「ホーガン」なら状況次第で呪文として踏み倒すことも可能。マナに置きたくない点も考慮すると、「ミステリーキューブ」とはアンチシナジー。
 呪文で踏み倒すクリーチャー次第では、マナ破壊、ハンデス、シールド焼却など、なんでもできる。個人的には、「ザールベルグ」・「サイクリカ」・「バジュラ」でマナを破壊し尽くしてみたい。
 ツインパクトは専用の踏み倒しカード「マジック・H・コレクター」があるので、「コダマンマ」系で自発的にストライクバックしても面白い。ストライクバックなら召喚なので、踏み倒しても出た時効果を使うことができる。

3.欠点
 コストが重い。「ゼニスクラッチ」とか、「戦慄のプレリュード」などでコスト踏み倒しや軽減はできるものの、あまり実用的ではない(ハイランダー的には)。マナに埋めてもマナが出ないのも、後半で使いたいくせに序盤でマナに置きたくない、というプレイングの縛りも発生する。
 クリーチャー側の効果で呪文を唱えるなら、必ずマナブーストがついてくる。終盤で5枚もマナブーストする必要があるのかどうか。また、ライブラリアウトの原因にも。

4.おわりに
 使うなら序盤で着地させたい。「ホーガン」の当たり枠としての採用も本格的に考えるが、素直にマナを貯めて使うとしたら相当オーバーキル気味に。
 11マナ貯めてこのカードを出すような余裕って、今のデュエマにあるのだろうか。

1 件のコメント:

  1. 大分ゆっくりしている印象
    8の踏み倒しには獰猛なる大地(相手からも出す必要がある)、神歌と繚乱の扉(ランダム)、幻想と伝承の決断(ランダム)、ルシファー(光の9以下のみ)などがいるため墓地に準備が必要なカラーレスレインボーは少し厳しい
    また1体だけならマナに逃がせる傀儡が来る!もあるため差別化が難しい

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