2018年3月22日木曜日

カード考察14:ニコル・ボーラス

ハイランダーデッキに投入できそうなカードをピックアップして、評価・解説をしていきます。評価では100点満点での恣意的な点数付けと雑感、解説では「利点」と「シナジー」、「欠点」の3点を軸に展開します。

今回のカードはこちらです。























評価:97点
 水・闇・火の三色、ほぼ全ハンデス、8コスト、wブレイカー、アタック時クリーチャー除去、と、欲しい能力をとりあえず入れてみた的なハイパーなカードです。コントロール系のハイランダーには入らない理由が無いほどの強力カードですし、実際に私も愛用しています。今回は、めでたく再録がきまったようなので、改めてここで紹介します。
 今回このカードに97点を付けたのは、デッキに採用しない理由が見当たるという点にあります。100点でも良い効果のカードですが、入らない理由と、代用カードや他に採用すべきカードについても解説したいと思います。

1.利点
 もうすでに過去のカード解説のページで紹介しているので、そちらも御覧ください。とにかく強い。8コストというのが絶妙です。「宝剣」を打った後や、「サイクリカ」で何かしらした後の動きにも繋がります。何かやることが見当たらないような状況で打てるというのがとても良いですね。また、ハンデス効果が不発に終わっても、Wブレイカーでさらにクリーチャーを焼きつつ攻撃することができるので、盤面に留まっても損することは有りません。本当に非の打ち所がないと言っても過言では無いような、スーパークリーチャーです。

2.シナジー
 「ドン吸い」や「ギヌス」によるcipの使い回し、「グラスパー」からの踏み倒し先、「ホーガン」でのビックリドッキリ要素、「ヴィル」と合わせた大量マナブーストなど、使える要素がたくさんあります。「トワリュウ」との疑似タップキルでの封殺もあり、何かと使い勝手が良いです。「ガンヴィート」の覚醒条件を満たすこともできます。もちろん、6マナ呪文の「ジャックポット」から早出ししても面白いですね。

3.欠点
 同じような能力で、単色の呪文「ロスソ」のほうが良い場面があります。1ターン早く手札を捨てさせるのは大きな違いです。また、ハンデスへの対策が豊富な現在では、単純に「トリッパー」を採用したり、ビマナへの対策として「弾丸リュウセイ」を採用しても良いでしょう。また、ハンデスのリカバーがしっかりしているデッキや、はやりの墓地ソなんかにはあまり使いたくないカードです。ハンドが無くてマナがある状況より、ハンドはあるけどマナが縛られて動けないという状況のほうが辛いことが多いので、「マナロック」を優先することも考えられます。また、除去メインなら「メガマグマ」の効果に劣ります。できることを尖らせて強化するなら、あえて採用しなくても良いカードであることには違いありません。

4.終わりに
 主な代用カードで、入手しやすいものに「執拗なる鎧亜の牢獄」があります。同じ色、クリーチャーを除去しつつのハンデス、更にはシールド焼却まで望める上に、5コストという比較的軽量呪文です。ボーラスが高いとか、呪文を増やしたいならこちらを採用しても良いと思います。このカードが無いからハイランダーコントロールが組めないということは有りません。むしろ、無いからこそ別のカードに注目し、より良い形にたどり着くこともあります。欲しいカードの代わりをさがすのも、ハイランダー構築の醍醐味の一つだと思います。

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