2018年9月30日日曜日

ハイランダーはファンデッキかガチデッキか

 巷では、「ファンデッキ」や「ガチデッキ」、「ネタデッキ」などという言葉があふれている。そこでふと思ったのだが、ハイランダーはどの部類のデッキなのだろうか。ということで、まずこの三種類のデッキを大まかに定義し、ハイランダーのデッキの性質を考えた上で、どの部類に所属するか考えてみようと思う。

1.ファンデッキ
 デュエルマスターズファン、別の言葉では、愛好家といってもよいだろう。ただ遊ぶのが楽しければ良く、勝ち負けよりも自分がとことんこだわった構築にすることの方が大切である、という見方ができる。また、アニメファンであれば、登場人物が実際に使ったデッキを用いる場合もありそうだ。ということで、「楽しくデュエマができればいいというデッキ」と定義してみる。

2.ガチデッキ
 とことん勝負にこだわったデッキ。勝たなければ意味がない。赤単だろうがブサマルをぶち込むし、タッチでクロックなんていうのもお構いなし。大会上位のデッキの傾向を見て、それに合わせたメタカードを採用するなど、とにかくどうすれば勝てるかを真に追及する人たちが使うデッキ。また、勝つためにはプレイングも重要であるため、野試合の数も半端なくこなす。ありとあらゆる可能性を考えた上での構築、プレイングが伴って完成するデッキである。ということで、「勝つためだけのデッキ」と定義してみる。

3.ネタデッキ
 カード名で遊んでみたり、実戦向きではないカードを採用してみたり、おおよそ大会では追いつかないような速度のびっくりドッキリコンボを仕組んでみたり、という風に、自分や相手が楽しめるような要素を含んだデッキ。例えば、マーキンとコンチ、モモタロウとキビダンゴのような名前の組み合わせや、シザー愛を感じさせる構築や、10枚くらいのコンボパーツで超絶オーバーキルを狙う構築のデッキのことを指す。ただし、これらのデッキはジャンクデッキではなく、一応しっかりと勝ち筋が用意されている。ということで、「こうしたら面白いんじゃね?というデッキ」と定義してみる。

4.三種類のデッキタイプについて
 ファンデッキだから、ネタデッキだからといって、ガチデッキに勝てないわけではない。逆に、ガチデッキにとってほかの二つは、環境外のタイプのデッキであるため、思わぬところで負けてしまう場合も少なくない。また、ファンデッキとネタデッキの境目はあいまいである。そこで、この場では一応、「なんとなく気軽に誰とでも回せるデッキ」っぽいものをファンデッキ、「この一点にこだわりました。ご覧ください」っぽいデッキをネタデッキ、という感じで線引きしようと思う。

5.ハイランダーデッキ
 頑なに各カードを1枚ずつしか取り入れないデッキ。その制限から、安定した動きはまずできない。どちらかというと後手に回って、いろいろと対応しながら立ち回るタイプのデッキ。理想の動きはあるものの、それが1パターンだけでなく、数パターン、物によっては数十パターンもある、というタイプのデッキである。つまり、理想的には、相手によってプレイングを変えればいいだけなので、そもそも天敵は存在しない、という考え方もできる。その性質もあって、構築、プレイングともに最高難易度を誇るといっても過言ではないような気がする。難易度の高いデッキの中に、ソリティア風味のデッキがあるが、そちらのようにパターンを覚えて使うのではなく、数あるパターンのうちから現状に合ったものを選んでプレイするという点では、応用力(対応力)が求められる。ということで、「なんでもできるし何にもできないデッキ」と定義してみる。

6.ハイランダーの部類とは
 以上の点から、ハイランダーは「ファンデッキ」と「ネタデッキ」に取り憑かれた「ガチデッキ」である。なぜなら、「楽しく回せるデッキ」であり、「この特殊な構築制限と、対応力と、柔軟性にこだわってみました!」というデッキであり、「どのデッキにも勝つため」のデッキであるからだ。異論は認める。やはり、なんでもできるデッキという点で、すべての部類に属することができるデッキなのである。

7.おわりに
 デッキには、それぞれ構築した人の思いが込められている。それを他人が「これはファンデッキ」、あれは「ネタデッキ」と分類するのは野暮である。本人が「これは○○デッキだ!」と言い張ればそれまでのことである。ということで、ハイランダーだからと言って、それが何デッキに分類されるかを考察するなんて野暮である。結論でこれまでの考察をここまで無駄にしてしまうのもどうかと思うが、改めて実感したことなので、どうかご容赦ください。
 ちなみに、私のハイランダーはガチデッキです(真顔)。

このブログのハイランダーに関する記事一覧はこちらから→ハイランダー記事まとめ

0 件のコメント:

コメントを投稿

リプのカードでハイランダー

Twitter(X)で募集したカードだけでハイランダーを構成。過去にもやったことがあるが( 過去にできたデッキはこちらから )、今回はマイナーなカード(渋いカード!)を採用するために、次のルールを採用した。 ルール  ・リプライ欄のカードのみで構成。 ・カードが被ったら不採用。 ...