2018年2月25日日曜日

カード考察8:超次元ガード・ホール

ハイランダーデッキに投入できそうなカードをピックアップして、評価・解説をしていきます。評価では100点満点での恣意的な点数付けと雑感、解説では「利点」と「シナジー」、「欠点」の3点を軸に展開します。考察カード一覧はこちら

今回のカードはこちらです。

























評価:85点
 除去もこなしつつ、超次元の選択肢も多いカードです。また色も良く、5色が揃いやすくなります。一方、7マナで除去が必要な場面がそこまであるのか、という点と、進化では無いクリーチャーしか除去できないという点の使い勝手の悪さが、ハイランダーを回す上でどれだけマイナスに働くかを考えた採用が必要になります。色は違えども、6マナで似たような動きをしてくれる「ガロウズホール」とどちらを採用するか、デッキのバランスと要相談です。

1.利点
 除去をしつつ展開するというのは、ハイランダーのようなぬるぬると動くデッキにはとても重宝する効果です。また、「ロマノフ」や「ディアボロス」が採用圏内に入るので、超次元に幅をもたせることができます。7マナと、そこそこかるい除去ですし、盾に送る、という、再利用が非常に難しい方法での除去をしてくれるので、こちらのペースに持ち込みやすくなります。「単騎」や、「オリオティス」などを排しながら、かつ、「ガロウズ」と違って次のターンに出てこれない状況にして展開できるので、返しのターンの封殺の脅威も少し下がります。

2.シナジー
 「サイクリカ」で再利用はもちろん、「ヴォルグ」を複数回飛ばすこともできるという点も魅力的なコンボです。また、「クロック」をもう一度盾に送るというプレイングも可能になり、自分の延命までこなしてくれるスーパーカードです。先走って出てきたSST内蔵のクリーチャーを、最後の一枚の盾にすることも可能です。

3.欠点
 除去が追いつかない相手にはほぼ役に立ちません。また、盤面に自分のクリーチャーしかいない場合、そのクリーチャーを必ず除去しなければいけないという点もネックになることがあります。

4.終わりに
 使ってみたいとは思ったことがありますが、一度もハイランダーに採用したことは有りません。超次元を出すなら「リバイブ」や「フェアリーホール」でおk、除去するなら「学校」や、ちょっと待ってからの「ヴィル」でおk、というふうに、採用している他のカードと役割がかぶっているので、もっとデッキのできることの幅をもたせようと考えると、なかなか採用に踏み出せないカードです。強いのは分かるんですが、何故か入らないカードの一つです。

2018年2月12日月曜日

対戦記録1 赤黒ムカデコントロール

ハイランダーがどのように回るか、実際の対戦を通してお伝えしようと思います。

対戦デッキ内容(おおよそ)
「レインボー奪取」、「リロチャ」スタートから、「ホネンビー」「黒マグナム」、「ニトロ」でコントロールしつつ、「ムカデ」系で展開しつつ殴りきるようなタイプのデッキ。ゆっくり回して、「ニトロ」を存分に主張するタイプだと感じました。ムカデはおそらく二枚程度の採用だと思います。「勇愛の天秤」も採用していたことから、速攻への対策もあり、安定した回り方をするのだろうと思います。

対戦記録:勝ち
こちらの先攻。
3ターン目「ガレット」、相手「リロチャ」
4ターン目「ガレット」、相手「ホネンビー」
5ターン目「サイクリカ」で「ガレット」、相手「ニトロ」
6ターン目チャージなし、「ボーラス」、相手何もなし
6ターン目(マナ色で「ボーラス」巻き戻し」)ボーラスをマナに、相手「マグナム」
7ターン目「墳墓」、相手何もなし
8ターン目「プロメテウス」で「ボーラス」回収、相手「ホネンビー」
9ターン目「ボーラス」
10ターン目「ヴィル」
11ターン目「スカル」で「グラスパー」回収
12ターン目「グラスパー」で「マグナム」をマナに送り、「ドラゴ大王」を踏み倒しつつ総攻撃
まで

こちらはマナを貯めつつ、相手は手札と盤面を整えつつの序盤。中盤にこちらのミスでマナ色が無いのにニコルを出して巻き戻す場面があり、意味のわからない迷惑をかけたものの、こちらの盤面や手札に触るカードが無く、「墳墓」や「ボーラス」、「ヴィル」で制圧できる場面。「ニトロ」も、こちらに手札がほぼ無い状況では「ガレット」を落とすくらいで乗り切り、キーカードは手札に残り続けました。ドラゴ大王」を出して、トリガーもそう怖く無い状況で安全に勝ちきることができたような対戦でした。


相手に序盤のハンデスや「トリッパー」、中盤や終盤近くに「ジェニー」系で手札を無くす選択肢があれば戦況は変わったかもしれません。
赤を採用した意図は見えたカードからは不明でしたが、「天秤」や「リロチャ」のためなら、「学校」系や「おどりチャージャー」、「トリッパー」、「解体」に差し替えて墓地肥やしやコントロールを強めにするのもありかなと思いました。

おわりに
福岡への旅行中で友人を待たせていたこともあり、対戦は一度のみ、なおかつ急いでいて、ルールミスもしてしまいました。それでも嫌な顔せず、親切に対応していただきました。修羅の国にも温かみがあることを知りました。

2018年2月7日水曜日

カード考察7:無双恐皇ガラムタ

ハイランダーデッキに投入できそうなカードをピックアップして、評価・解説をしていきます。評価では100点満点での恣意的な点数付けと雑感、解説では「利点」と「シナジー」、「欠点」の3点を軸に展開します。考察カード一覧はこちら

今回のカードはこちらです。






















評価:75点
 Sトリガー封じ、シンパシー、ドラゴン、という、色々な面で活躍しそうなカードです。踏み倒したり、フィニッシャーのお供としての活躍が見込めます。複数枚積むことの強さもありますが、こいつを引かなければ勝てない(引いたらおそらくほぼ勝ち)というデッキでもない限り、現在の制限の枚数通り1枚でも十分に強さを発揮します。むしろ、ここぞという場面で引くことよりも、引いたら超強いくらいの感覚で投入しても良いカードです。

1.利点
 Sトリガーを封じられるという点だけで、十分有用です。また、シンパシーを上手く活用し、「ジェニー」でマナ軽減をすることもできます。ダメ押しの1打点を追加するような場面では、シンパシーが地味に効いてきます。色も良く、序盤、中盤、終盤どこで手札に来ても困らない色です。

2.シナジー
 デスパペのハンデス、特に「ジェニー」は仕事を終えたあとのもう一仕事を用意することができる、という点で良いシナジーです。踏み倒しの「インフェルノ・サイン」や「ロマノフサイン」の圏内であり、「グラスパー」からも出ます。スピアた付与の「トワリュウ」でもいれば良いのですが、「キリュー」や「ナレ太郎」と一緒に出してスピアタ化するという使い方では、「ドミティウス」系のカードを用いた「イメンドミ」風味の構築も可能です。ついでに「弾丸リュウセイ」や「ロマネ」でマナを消したり増やしたり、「エクス」でマナを起こしたりしても強いですね。1枚で何とかするというよりは、コンボの一部としての活躍が期待されます。

3.欠点
 召喚酔いすることです。それをカバーするためには、コンボの一部としての採用という形になります。これは、デッキの幅を大きく狭めてしまうことになります。また、盾を焼却したり、ブロックされないような効果もないので、相手の手札が増えたり、「ブサ丸」や「ミスト」などで用意にターンを渡す状況が生まれます。ここぞというときにしっかり召喚できるような構築にしなければ、Sトリガーを封じたところで…という感じです。ハイランダーと言うよりは、コンボ向けのカードですね。

4.終わりに
 ハイランダーだからといって、このようなコンボカードは入らない、というわけではありません。例えば、「ドミティウス」と「イメン」を入れるだけで一応「イメンドミ」のギミックを使うことはできます。「ドミティウス」の効果にあわせてコストを考えて構築すれば、「バジュラ」や「エクス」、「弾丸リュウセイ」なども一緒に活躍することができます。そこにタッチ感覚で「ガラムタ」の採用というのであれば、全く問題なくコンボ風味のハイランダーデッキが完成します。
 普通のデッキと違い、カードの必要数が少ないので、色んなギミックを組み込むことができる、という点も、ハイランダーの魅力の一つです。

2018年2月3日土曜日

カード考察6:ボルメテウス・サファイア・ドラゴン

ハイランダーデッキに投入できそうなカードをピックアップして、評価・解説をしていきます。評価では100点満点での恣意的な点数付けと雑感、解説では「利点」と「シナジー」、「欠点」の3点を軸に展開します。

今回のカードはこちらです。






















評価:85
 スピアタでシールド3枚焼却は、出た当初からずっと強い能力です。パワーバランスもよく、パワーアタッカーで14000まで伸びるので、12000のクリーチャーたちを除去することも可能っちゃ可能です。コストもフィニッシャーとして有用なので、十分採用の価値はあります。

1.利点
 盾を安全に割り切ることができる上、墓地に送るので手札やマナが増えること無く安全に殴り勝つことができます。十分にコントロールをした後で出せば勝ちはほぼ確定です。仮に除去されても、相手にアドバンテージを渡すこと無く盾を割った後なので、こちらはそこまで痛くありません。むしろ、除去に時間を使ってくれてありがとう、という感じです。

2.シナジー
 「ホーガン」から、早いタイミングで盾を減らしていくことができる点は非常に優秀です。また、同系統の「蒼炎」や「ホワイト」、「モアイ」などと合わせて一気に盾をなくしてダイレクトアタックにつなげることもできます。「グラスパー」からも出てくるのが強いです。

3.欠点
 早い段階で出しても、除去耐性皆無なので除去られておしまい、というシチュエーションが時々。相手にアドバンテージは渡していないものの、墓地ソースには美味しい効果であることも否めません。また、簡単にブロックされてしまう点も注意です。残った2枚の盾を他のクリーチャーで割っていく勇気が無ければ、無理に償却しようとしてターンを無駄に消費し、相手の体制が整ってしまうこともあります。単体ではなかなか仕事がはかどらない点は見逃し難いです。

4.おわりに
 正直、採用しても良いカードです。欠点を補うのに十分な仕事をしてくれますし、決定力も大きいです。しかし、殴るならそのターンで一気に仕留めたい時には、残った2枚の盾がじゃまになります。まず2枚割って、その後のターンでこのカードからフィニッシュまでいきたいところですが、「サイゾウミスト」や「ブサ丸」で延命されることもまちまち。まさか「ジェニー」で殴りにいくのか・・・などと考え、出したら勝ち、という「ジョリー」に変わってしまった感じです。使うなら、ボルコン風味のハイランダーでしょう。

リプのカードでハイランダー

Twitter(X)で募集したカードだけでハイランダーを構成。過去にもやったことがあるが( 過去にできたデッキはこちらから )、今回はマイナーなカード(渋いカード!)を採用するために、次のルールを採用した。 ルール  ・リプライ欄のカードのみで構成。 ・カードが被ったら不採用。 ...