ハイランダーデッキに投入できそうなカードをピックアップして、評価・解説をしていきます。評価では100点満点での恣意的な点数付けと雑感、解説では「利点」と「シナジー」、「欠点」の3点を軸に展開します。考察カード一覧はこちら。
今回のカードはこちらです。
評価:92点
水・自然レインボー、9マナ、召喚時マナアンタップ、常時効果で4マナ2ドロー1ブーストです。津インパクトなので呪文だけで打つなら、4マナ2ドロー(3枚見て2枚回収、残りはデッキボトム)。壊れてる。
1.利点
序盤でも使える、後半でも使える、レインボー。しかも、クリーチャーと呪文がそれぞれ単色扱いなので、使用時にマナ色をそこまで気にせずに使えます。9マナのクリーチャーがタダで出てきて、4マナ呪文が2回打てる上に2枚ブーストができる…「ヴィルヘルム」の潤滑版?
2.シナジー
4マナで呪文として使えば墓地に行くので、「ギヌス」で釣り上げることができます。4マナという初動の軽量さに加え、クリーチャー側は9マナなので、ガチンコジャッジに強く、「覇」とも良い相性です。考えて使えば、「どんどん吸い込むなう」と合わせて、デッキの順番を把握することも可能です。場にいるだけでマナも手札も増えるので、「防鎧」と一緒に立てて手札の安全を確保して戦えるとステキですね。ちなみに、9マナで召喚するとマナが起きるので、自身の4マナ呪文を唱えても5マナ、ブーストが単色なら6マナ使えます。また、9マナで召喚したこのカードの上に「グラスパー」を載せても良いですね。
3.欠点
相手に作用する効果を持っていないこと、ブーストが強制であること、呪文としては「フェアリー・シャワー」のほうが使い勝手が良いこと、など、かゆいところに手がとどかない部分が多いです。ただ、ハイランダーというデッキ自体、かゆいところに手が届かないタイプのデッキなので、そういう意味ではハイランダーにうってつけのカードなのかもしれません。
4.おわりに
5種類ある「バラギアラ」のうち、ハイランダーに採用できそうなカードは自然以外の4種類すべてだと思います。まず光ですが、タップするクリーチャーを相手が選ぶという欠点こそあるものの、2枚タップはそこそこ強い。考え方によっては、アンタッチャブルを寝かせることができるので「レインボー・スパーク」より使える場面もあるはずです。次に闇については、「クロック」を墓地から出す、「スカル」を墓地からだして忍者回収、など、防御札として優秀です。純粋に自分のターンに「プロメテウス」などを釣って展開しても良いですね。ただし、5マナ以下を墓地から釣り上げたいという状況がどれだけあるかが問題です。最後に、火については、自身をスピードアタッカーにして、なお6マナ(単色が落ちれば7マナ)使える点に注目です。正直3000バーンなんてどうでもいいのですが、おまけとしてある分には、あるに越したことはない、という感じです。
ついでに、使えない子自然のバラギアラは、「ジャスミン」と「アナリス」をワールドブレイカーにしてドーンがしたければ採用しても良い感じです。確かに決定打にはなりそう。マナから8マナ以下を釣ってからのこの効果なら文句なしの採用でした(グラスパー的な意味で)
そんなこんなで、強いバラギアラ、点数はそれぞれ
光:89点、水:92点、闇:87点、火:82点、自然:78点
といったところでしょうか。下の呪文がなくてもマナが起きるだけで正直強い。
デュエル・マスターズのハイランダーデッキを使い続けて数年。ハイランダーの魅力に取りつかれ、とうとうこのような形で残す事を決意。 デッキの投稿・解説や、ハイランダー視点からのカード解説をしようと思います。 なんでもできるハイランダーの魅力が少しでも伝われば幸いです。
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カード考察212:ドリーム・ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン
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