2020年9月28日月曜日

カード考察69:超次元リュウセイ・ホール

 ハイランダーデッキに投入できそうなカードをピックアップして、評価・解説をしていきます。評価では100点満点での恣意的な点数付けと雑感、解説では「利点」と「シナジー」、「欠点」の3点を軸に展開します。考察カード一覧はこちら


今回のカードはこちらです。

点数:89点
 3色、ドロー、バーン、ブースト、どれでもこなせるいい子。5マナの超次元呪文サイクルを考えると、素敵。なお、いい意味でも悪い意味でも多色。

利点
 状況に応じて、何でも出せる。何でもできる。多色で、いい色なので、初手に来てマナにおいても問題ない。

シナジー
 超次元クリーチャーの幅が広がります。「サイクリカ」で再利用もできます。もっと簡単に踏み倒すこともできます。実は「ミラダンテ」から打てます。マナ回収につなげたり、水のリュウセイを出したら5マナ2ドロー+「勝利のプリンプリン」的な動きもできますし、2枚ブースト+ジオザマン的な動き(ラグなし)もできます。なんか色々すごい。

欠点
 5マナで3色なので、マナ色がちゃんと揃っているかどうか。また、サイキッククリーチャーの覚醒条件を満たす、他の赤青のクリーチャーを呼ぶためにはこのカード1枚では何ともなりません。もう一枚の超次元呪文か、「サイクリカ」が必要です。超次元呪文をこのカードに変更する(「フェアリーホール」など)という場合、果たしてこのカードだけで良いのか、という問題があります。結局+αで超次元呪文を採用しなければなりません。

おわりに
 ハイランダーに採用するなら、墓地からもう一度発動できるようなシステムにするか、もう一枚超次元呪文を採用しなければなりません。別に覚醒させなくていいじゃん、というなら話は別ですが、覚醒先がなかなか強い。ラストストームにもつながる、と考えるなら、若干スロットを割いてでも複数枚の超次元呪文を採用したいですね。

カード考察68:得波!ウェイブMAX

  ハイランダーデッキに投入できそうなカードをピックアップして、評価・解説をしていきます。評価では100点満点での恣意的な点数付けと雑感、解説では「利点」と「シナジー」、「欠点」の3点を軸に展開します。考察カード一覧はこちら


今回のカードはこちらです。
点数:85点
 そうとう強い。4マナ、色、効果、申し分ない。マナブースト、任意回収、バウンス持ち。ただ、確定除去ではないので、正当に召喚されたクリーチャーには効かない。テック団と使い分け。オリジャも気になるところ。

利点
 序盤、中盤、終盤、どこで引いても強い。マナ回収要員として活躍するため、タップインしたカードを拾って展開も可能。見て取れる1ドローだと思えばいい。また、マグナム系が間に合わずに踏み倒しクリーチャーを許したとしても、全て一掃してくれる。オリオティスジャッジが霞んで見えるレベルのカード。

シナジー
 マナ破壊と相性よし。「墳墓」で蹴散らした後だったり、「宝剣」を打った後だったり。正当にマナを払って召喚したクリーチャーにも、その後のマナ破壊次第ではバウンスの対象にできる。

欠点
 ウィニービートに対して効果が微妙。また、ビマナ系デッキにはやや相性悪い。確定除去の「ドン吸い」と、「テック団」と、どちらを採用するか。

終わりに
 水撒くよりもこっちかな、という感じのカード。マナブーストのみとして使うなら、手札が増えないため微妙ではあるのだが、マナ回収に重きを置くならこちら。正直、4マナ1ブーストを打つなら、手札を貯めて5マナ1ブースト1ドローのようなものを打ちたい気もする。
 

2020年9月27日日曜日

カード考察67:キング・マニフェスト

 ハイランダーデッキに投入できそうなカードをピックアップして、評価・解説をしていきます。評価では100点満点での恣意的な点数付けと雑感、解説では「利点」と「シナジー」、「欠点」の3点を軸に展開します。考察カード一覧はこちら


今回のカードはこちらです。
点数:78点
強い。バズ連打も強力。しかし、初動7マナ、トリガーなし。これは専用デッキを作るべき。

利点
 シナジーが多い。「サイクリカ」を出してもよし、「VAN」なんかが出ると超強い。よく読むと、召喚って書いてある。「ホーガン」と違って、後半に来ても腐らない。10マナあれば2回唱えられる。

シナジー
 踏み倒し系だけでなく、召喚扱いになるので、無色の「召喚によって〜」のクリーチャーとの相性がバッチリ。「プロメテウス」などの5マナブーストからこのカードを回収、という動きができればとても強そう。クリーチャーを好きなだけデッキに戻せる「ブソウ」とか面白そうだけど...現実味が仕事してない。

欠点
 引いちゃったカードやマナに行っちゃったカードに触れない。特に、このカードを使うのは中〜終盤。しかも、終盤になればなるほど強力な高価なのに、それまでのドローやマナブーストがこのカードにとっては裏目。

おわりに
 このカードは、ハイランダーに入れるというよりは、これ専用のデッキを作るべき。マナに落ちても、墓地に行っても、まだデッキの中にたくさんあるぜ!という状況で打ちたい。

みんながハイランダーを組まない理由についての考察 そんなにハイランダーが嫌いですか?

  ハイランダーデッキと聞くと、なんか弱そうとか、難しそう、なんて言いながら敬遠するひとがいます。一方で、それだから面白い、と、取り憑かれる人だっています。

 面白い、と、取り憑かれる理由は、何となくわかります。それは、ハイランダーの極意をお読みいただければ一目瞭然であります。守備範囲の広さ、何でもできる、玄人好みのデッキです。

 では、なぜみんなハイランダーと聞くと、「…別に」みたいな反応をするのでしょうか。「いいね」などと口では言いながら、なぜ組まないのでしょうか。その理由を考察してみようとおもいます。

 1.そもそも理解できていない

 ハイランダーって、何?それ美味しいの?レベルの人たちです。カードゲームには、強いカードが存在します。そしてそれらのカードは、強いんだからたくさん入れるのが正解だと考えているのです。確かに、強いカードを複数枚採用すると、強いです。しかし、プレ殿のカードばかりを4積みしたデッキは、本当に強いのでしょうか。カードには、シナジーという概念があります。このカードを使うからには、このカードも使わなければ、という考えです。

 そんなのは当たり前だ、と思うでしょう。テンプロやボルバルザークを4積みしても、アマテラスやブースト系が入ってないとどうしようもありませんし、これらのカードにサイクリカがあったって、サイクリカで転プロ打ってどうすんの?って感じです。なんなら、ドミティウスが入っても良いでしょう。しかし、ドミティウスどうやって出すの問題が発生します。ボルバルザークのエクストラターンでどうやって勝つの問題が発生します。そうです。サポートカードが必要なのです。そして、いろんなタイプに合わせようと思うと、サポートカードの種類も多くなります。したがって、3枚積みや2枚積み、念のための1枚積みという可能性が出てきます。そしてその際には、キーカードであるボルバルザークだって2枚になったりもするのです。

 それをもっと極端にした形が、ハイランダーです。ですから、なぜカードを複数積まないの?なんていうところで止まっているプレイヤーにとっては、ハイランダーデッキは不可解な存在なのでしょう。


 2.流行りデッキ追求系

 いわゆる、安定を求めているプレイヤーであれば、ハイランダーの不確実性を忌避するかもしれません。しかし、ただ流行っているデッキ、現在強いと言われているデッキを追い続けて、友人に勝つことだけを目標にしている「俺つえー」系のプレイヤーがハイランダーを弱い弱いと言ってくるのには耐えられません。

 強い=今流行りのデッキ、という固定観念、そして、圧倒的速さの最近の流行りデッキばかり見ていて、デュエマってどっちが早く殴り倒せるか(ループかませるか)っていうゲームでしょ、みたいな感覚に陥っている人たちです。そういう早いデッキを、どうやったら止められるか、というメタゲームに全く関心がないって、それどうなんですかね。

 侵略赤単速攻が流行った瞬間(もう7、8年前)に、赤単のやっすいデッキに「天才ジャニット」を3枚挿してショップ大会に優勝した小学生を、私は忘れません。周りからは、「そんな構築ありえない」「赤単の強みがなくなる」とか、散々な言われようですが、その時のデッキタイプの流行りを見て、自分流にいじって何が悪いんでしょうか。そして、メタゲームを思い切り楽しむのも、ハイランダーの魅力の一つです。


3.構築が難しい

 中には、組みたいけど構築する自信がない、という理由で忌避している人たちもいます。そんなことはありません。まずカードショップにいって、10円コーナーに行って、カードを40種類みつけてみてください。ほら、もう完成でしょ?これでいいんです。


4.高い

 勘違いしてはいけません。ハイランダーデッキに必須カードはありません。墳墓だって入れても入れなくてもいいんです。このカードがないからこれで代用、という考えで作れば、なんか新たな可能性にたどり着けるでしょう。予算はいくらですか?3000円くらいでつくってみませんか?そして、今手元にあるカードだって使っていいんですよ?本当に買うべきカードって、そんなに高いんですか?こちらをご覧ください。低価格でハイランダーデッキを組んでみよう、では、大体5000円もあれば(安いところなら)デッキが組めます。この中で、自分が持っているカードを抜いたら、もう2000円とか3000円で組めませんか?たった1枚買うだけで必要枚数に達するって、ハイランダーくらいですよ。


5.プレイスキルがおいつかない。

 私がハイランダーを組み始めたのは、デュエマを初めて一年以内です。プレイスキル、構築スキル、環境やカードプールの知識、皆無でした。そうです。やらなきゃ始まりません。千里の道も一歩から。石のように硬いそんな意思で。ちりも積もれば大和撫子です。


6.そもそもハイランダーを知らない

 ハイランダーというスタイルを知らない。もしくは、ハイランダーで強いデッキに出会ったことがない。という人たちもいるでしょう。

「ハイランダー?何それ?」という人

「ハイランダー?ああ、あのバラバラの弱っちいやつね」という人

このような人たちがいるのは事実です。こんな可哀想な人達をこのままにしては置けません。どうか、このサイトを見せてあげてください。そして、ご自身の作ったハイランダーで、ギャフンと言わせてあげてください。


7.おわりに

 最近ハイランダーをいじってません。ここ2〜3弾分のカードが入っていない状況です。それでも、環境のデッキに対してまだなんとかやりあえる様子です。また近々バージョンアップして、最新のハイランダーをアップします。


このブログのハイランダーに関する記事一覧はこちらから→ハイランダー記事まとめ

リプのカードでハイランダー

Twitter(X)で募集したカードだけでハイランダーを構成。過去にもやったことがあるが( 過去にできたデッキはこちらから )、今回はマイナーなカード(渋いカード!)を採用するために、次のルールを採用した。 ルール  ・リプライ欄のカードのみで構成。 ・カードが被ったら不採用。 ...