カード考察１０４：その子供、可憐につき

       ハイランダーデッキに投入できそうなカードをピックアップして、評価・解説をしていきます。評価では１００点満点での恣意的な点数付けと雑感、解説では「利点」と「シナジー」、「欠点」の３点を軸に展開します。考察カード一覧はこちら。

今回のカードはこちら

評価：８９点

　3マナでこの能力は強い。色も素敵。速攻デッキ相手にメタとして活躍するだけでなく、自分のクリーチャーもスピードアタッカーにする。強い。

１．利点

　序盤が最も仕事するタイミングなのだが、中盤で相手のスピードアタッカーを止めたり、終盤に自分のクリーチャーをスピードアタッカーにするために使っても良い。序盤に出せても出せなくても、マナに置くだけで色を稼いでくれる。

２．シナジー

　「グラスパー」などのアタックトリガークリーチャーと相性が良い。「ヴィルヘルム」や「ロマネスク」をスピードアタッカーにすると、そのターンに「プチョヘンザ」につながる。

３．欠点

　3種類の色で3マナを用意しなければならないので、色が足りずに出せないという状況も考えられる。また、耐性がないので、かんたんに除去される。とりあえずの牽制カードとして使う程度だろう。

４．おわりに

　この手のカードを評価する際、よく見かけるのが

“除去耐性ないじゃん”

という意見。しかし、こういうカードって、本来は、“相手に除去させる”カードなんだと思う。スピードアタッカーを出してブンブン回す代わりに、除去札をわざわざコストまで支払って使ってくれた。１ターンくれてありがとう。というカード。除去耐性がついているカードの方が頭がおかしいのである。