ハイランダーデッキは、RPGでキャラクターを強くしていく感覚に似ている。
お金が貯まったら装備を買い足して、どんどん強くなっていく。たまに、回避に全振りの防具をつけて弱体化してみたり、守備力や攻撃力が高いものよりも、属性攻撃への耐性があるものや、2回攻撃ができるものの方が強かったりすることもある。
ハイランダーデッキも、最初はそれなりの強さだったものが、数枚ずつ交換していく過程を経てだんだん強くなっていく。変なコンボギミックを取り入れたせいで弱体化してしまったり、環境カードを思い切って抜いてみた結果強くなったりと、あたかもキャラクターを育成していくかのようにデッキを強化していくことができる。
…ということで、今回はとりあえずデッキを作って、それをどんどん強化していく、というハイランダーの魅力について書いていこうと思う。
1.まずは作ってみよう
ハイランダーなんて、ストレージにあるカードだけで構築できる。特に、BOOKOFFなどのあんまりカード1枚1枚に丁寧に値段をつけていないところなんかにいくと、1枚20円とか30円とかでデッキを構築できてしまう。流石に、ザ・カードショップのストレージを漁ると、1枚の単価が150円とか200、300円になってしまうので注意。(BOOKOFFに失礼かもしれないが、カードショップと違ってカード以外でも十分に利益を出している上に、高額なカードだけ値段をつけることで店員さん達の負担は大きく軽減される。これは、カードを主としないお店にとって、当然の経営方針であるため、非難ではなく事実として、敬意を込めて、敢えてこのように書かせてもらう。)
実際にストレージで見つけたカードのみで構築したデッキがこちら↓
文明
|
コスト
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名前
|
値段(ストレージ)
|
値段(ショップ)
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光
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3
|
ハヤブサマル
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20
|
150
|
光
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6
|
DNAスパーク
|
20
|
50
|
光
|
2
|
ソルハバキ
|
20
|
30
|
水
|
2
|
スパイラルゲート
|
20
|
30
|
水
|
5
|
エナジーホール
|
20
|
100
|
水
|
6
|
アクアサーファー
|
20
|
30
|
闇
|
4
|
解体人形ジェニー
|
20
|
50
|
闇
|
7
|
ロストソウル
|
20
|
50
|
闇
|
2
|
ゴーストReタッチ
|
20
|
50
|
闇
|
2
|
ドゥポイズ
|
20
|
100
|
闇
|
4
|
ホネンビーGS
|
20
|
50
|
闇
|
9
|
撃髄医スパイナー
|
20
|
100
|
闇
|
4
|
拷問ロストマインド
|
20
|
100
|
火
|
5
|
シューティングホール
|
20
|
100
|
火
|
7
|
イフリートハンド
|
20
|
30
|
自然
|
2
|
フェアリーライフ
|
20
|
50
|
自然
|
3
|
フェアリーミラクル
|
20
|
30
|
自然
|
4
|
ベルザエレメンタル
|
20
|
50
|
自然
|
2
|
霞妖精ジャスミン
|
20
|
50
|
自然
|
5
|
フェアリーホール
|
20
|
100
|
自然
|
3
|
青銅の鎧
|
20
|
30
|
自然
|
5
|
バッテン牙Star
|
20
|
50
|
自然
|
4
|
獣軍隊サイノス
|
20
|
30
|
自然
|
4
|
チョートッQ グレガリStar
|
20
|
50
|
自然
|
6
|
マナゴリラ
|
20
|
30
|
自然
|
2
|
ロローコギ
|
20
|
30
|
自然
|
2
|
ロロカゲティ
|
20
|
30
|
多色
|
5
|
プロメテウス
|
20
|
100
|
多色
|
4
|
ホワイトグリーンホール
|
20
|
150
|
多色
|
4
|
レインボースパーク
|
20
|
100
|
多色
|
5
|
執拗なる鎧亜の牢獄
|
20
|
50
|
多色
|
6
|
爆砕Go!
|
20
|
100
|
多色
|
2
|
トップラサス
|
20
|
50
|
多色
|
3
|
風の1号ハムカツマン
|
20
|
30
|
多色
|
2
|
【問2】ノロン⤴︎
|
20
|
50
|
多色
|
5
|
ミツルギブースト
|
20
|
100
|
多色
|
5
|
ガレック
|
20
|
30
|
多色
|
6
|
サイレントスパーク
|
20
|
100
|
多色
|
8
|
無法のレイジクリスタル
|
20
|
100
|
多色
|
2
|
アツト
|
20
|
50
|
|
|
超次元
|
|
|
|
7
|
スプラッシュ・ガイア・ボルケーノ
|
300
|
300
|
|
5
|
勝利のプリンプリン
|
150
|
200
|
|
2
|
時空の喧嘩屋キル
|
50
|
150
|
|
3
|
時空の探検家じょん
|
20
|
30
|
|
2
|
マシュマロ人形ザビ・ポリマ
|
20
|
30
|
|
6
|
ジオザマン
|
50
|
100
|
|
6
|
魂の大番長四つ牙
|
50
|
100
|
|
2
|
アンタッチャブル
|
50
|
100
|
|
|
合計→
|
1490
|
3570
|
並びは雑です。持っているカードも合わせたり、上手にカードを探せば、1000円くらいでデッキができてしまうのです。もしカードショップでちょっと割高に組んだとしても3000円くらいでできてしまいます。さて、ここからが本番です。このデッキを強化していくのですが、何を、何に変えていくのか、が問題です。
2.何を変える?
抜く基準は、マナにおいてばかりのカードのような、使わないカード。もしくは、役割が被っているカード。今回のデッキなら、「アツト」と「ノロン」が同じ効果で同じ色です。これを、ハンデスにしたり、同じ色でドローと除去ができる「デモンズライト」にしたりすると、なんか強くなっていく気がするでしょ?
もう一つ抜く基準を設けるとしたら、上位互換が存在するカードです。「ロストソウル」は、最近Gストライクを持ってRebornしましたよね。Gストライクを持つカードを全て捨てる、というカードがでない限り、完全上位互換と言ってもいいカードです。「GストライクとSトリガーを持っていないカードが4枚出るまで山札を墓地に送る」というカード、出てもいいんじゃないかな。
ハイランダー構築に慣れてきたら、上記の基準以外にも、シナジーが薄いカードを、よりシナジー形成を持つカードに変える、というのも大事です。今回で言うと、「ソルハバキ」が軽量マナ回収なので、そちらに合わせて進化クリーチャーを光に変え、そのタネポケモンとして「青銅」ではなく「ドレミ」にする、としていくと、「ソルハバキ」がより活きる形のデッキになっていきます。
3.何に変える?
差し替える際に気をつけるのは、次の3つです。
・色
・効果
・マナカーブ
3.1.色
どんなに少なくても、5枚はその文明のカードが欲しいです。今回のデッキでは、光が6枚しかありません。しかし、光を含むものはだいたいSトリガーかニンジャで、「レインボースパーク」が手打ちできたらいいな、くらいのデッキなので、6枚でも足りています。しかし、「オリオティス」のような、序盤に出したいカードがあるなら、10枚近くは確保したいですね。
3.2.効果
色の問題と同じくらい大事なのが、効果です。例えば、安定はしなくてもいいからハンデスに寄せたい、と言うのであれば、「アツト」を「特攻ジェニー」などに変えてもいいでしょう。この場合、水文明が減ってしまうので、序盤に水を要求するような「オニカマス」の採用は難しいです。「マタドールマルクーゼ(だったっけ?)」を採用しなければなりません。このように、色と効果をうまいことバランスをとりつつ変えていく必要があります。
また、フィニッシャーでこいつを使いたい!というカードがあれば、フィニッシャーを変えたり、増やしたりすればいいのです。ね、簡単でしょ?
3.3.マナカーブ
こんなの正直適当でいんですが、慣れてきたら考えるくらいでいいでしょう。要するに、マナを無駄なく使えるように組む、ということなのですが、そんな面倒なこと考えたくない、という人は、ざっくりこのように考えてください。
2マナ、3マナ、4マナのカードを20枚程度採用する。2マナを8枚、3マナを7枚、4マナを6枚程度。こうすることで、2ターン目に2マナが使える可能性が十分に見込めます(計算上)と言うことは、3ターン目には3マナのカードか4マナのカードが使えるということです。残りの20枚は
5マナ5枚、6マナ4枚、7マナ以上6枚。後の5枚はお好みで。という感じです。
マナの枚数を気にする理由は、このデッキを例にするとこんな感じです。
2ターン目に「ライフ」を打てそうにないので、4マナのカードよりは3マナの方が欲しい。仮に「ライフ」が打てた場合、3ターン目に4マナのカードでドローや妨害をしたい。
ということで、3マナのカードは4マナのカードよりもたくさん欲しいところです。
このデッキ以外でも、2マナがなければ、3ターン目に3マナのカードを使いたい、と考えるのが普通ですよね。なら、4マナよりも3マナをおおく採用するのが筋でしょ?もし、3ターン目にどうしても4マナが使いたいなら、
2マナのブーストカードを10枚くらい入れて、3マナのカードを少なくし、4マナのカードを増やす
とすればいいのです。毎ターンマナを余らせることなく進めていくことができるように枚数の調整をする、と言うのが、マナカーブです。この辺は、何回か回してみるしかないですね。
4.おわりに
ということで、今回はハイランダーデッキの育て方、強くしていく時の考え方について書きました。ハイランダーの極意、それは、まずは作ってみる、です。
→詳しくは、「iron流 ハイランダーの極意」を参照
→もしくは、「初めてでもカンタンなハイランダーの回し方」
自分の家のストレージと、家の近くにある中古ショップのストレージを漁って、まずは適当に、それっぽいハイランダーを作ってみてください。
このブログのハイランダーに関する記事一覧はこちらから→ハイランダー記事まとめ